浪漫を求めて

メニュー| マン32 | サー33 | ネマンサー | クロマンサー | ネロ | ネンサー37 | ロマンサー | クロ | ロマンサ40 | イジワル | 心破 | 一週間後 | ピーマン | すたらら | 幸せ | 器用な奴 | 赤い空 | ラスト |

一週間後

一週間後

一週間後

緋影と大竹、そして葵は、

「大竹君、駄目ですよ。ちゃんとピーマンも食べましょう」

屋上で夕食を取っていた。『夕日を見ながら食事を取るのも趣き深いでしょう』と葵が提案したからだ。

大竹は青い顔で炒められたピーマンをごくん、と丸呑みする。

「はっはっはっはっ!もちろんですよ先輩っ!」

葵定番の巨大弁当に、緋影と大竹が持ち寄ったパンを食べているのだ。

「そうですか。じゃあもう一つ……」

葵がピーマンを器用に箸でつかみ大竹に食わせようとすると、

「すいません、ちょっとトイレに行ってきます」

彼は即座にそう言って席を立った。

ピーマンを食べる位ならマラソンしてやるとまで言い張る位ピーマンが嫌いな大竹だ。一切れ食べるだけで多大なエネルギーを要する事だろう。